「もしもし…?」


『あっ!めい?私だけど…。ケータイに出れたってことは家に入れたの?!』


紗希ちゃんにはあんなに迷惑かけたのに

最後まで心配してくれている。



「うん…!本当にありがとね!紗希ちゃん」



『ううん!本当に良かった!お姉ちゃんも、ずっとめいのこと心配しててさ。電話してみたら?って言うから。もう、心配性だよねー!』


紗希ちゃんのお姉さんはやっぱり紗希ちゃんに似てるなぁ。

初めて会ったあたしを心配してくれて…。


「ありがとう。千鶴さんにもお礼言っといてくれる?」



『うん!!じゃあ、また学校でね!遠足、楽しみにしてる♪』


「うん!バイバイ♪」