窓があいているのか 瞬の髪を風が揺らしてる。 2人きりのリビング。 静かな空間。 あたしは思わずうつむいてしまう。 「めい…」 瞬は名前を呼ぶと同時にグイッとあたしの顎をあげる。 近すぎて…。 あたしはよく分からない雰囲気に目を閉じてしまう。 時が止まった感覚。 そんなときだった。