真剣な顔で 嫌ってたと思ってたことを否定してくれるから そんなに誤解されるのが嫌なのかなって ちょっと期待してしまう。 「瞬、これからもよろしくね?」 「なんで改まってんの?」 「なんとなくー♪」 「楽しそうなやつ…」 そういう瞬も楽しそうだった。 「………」 無言で瞬があたしを見つめてくる。 至近距離に瞬を感じて、ドキドキと心臓が動き出した。 そしてあたしの顔を 瞬の手が包むように添えられる。 少しだけ近づいてくる瞬の顔。