瞬はあたしのもとへと 焦った様子で駆け寄ってきてくれた。 「大丈夫…?」 心配そうな顔して…ずるい。 うざいって言ったくせに。 でもあたしは好きだから。 「大丈夫だよ…。あのね、瞬。ごめんね?あたし、昨日っっ…!?」 なんて言おうか、考えていた言葉を 瞬はあたしを抱きしめることによって遮った。 「謝るのは、俺のほう」 ギュッと力がこもる瞬の腕。 望美ちゃんと違う抱きしめ方にドキドキする。 「瞬…?」