【完】Sweet ラブ♥︎ハウス 〜イジワル男子と同居生活!?〜



「たっ…ただいまぁ〜…」


消えいるような声でつぶやく。


きっとこんなじゃ瞬がいても聞こえない。



あたしはゆっくりとリビングへ向かった。



瞬がいませんように。

でも、いますように。





ひょこっと顔をリビングに覗かせる。


瞬の後ろ姿があたしの目に映る。



いた。



どうしよう…。


声をかけるタイミングがわからなくなって、


一歩、歩み寄ろうとしたときだった。



ガタッ。



何もない床につまずいたあたし。



そのままバタンッ!と床に倒れた。