【完】Sweet ラブ♥︎ハウス 〜イジワル男子と同居生活!?〜



「はぁー。中津と仲良くしてるあんた見てうざいんじゃないの…?


望美ちゃんはブツブツと小さすぎな声で何か言う。



「えっ?なんて??」



「なんでもなーい。ただ、神谷くんも鈍感な女の子が近くにいて大変だなーって思って」


クスッとあたしを見て笑ってる望美ちゃん。



「えっ?どういうこと?」



「知ーらない♪自分で考えてみたら? まぁ、家帰ったら分かることかもよっ!」



「??」


ますます訳が分からなくなる。



「恋する乙女は悩まなくちゃね♪じゃ、あたしこっちだから」


そう言って分かれ道の細い道を曲がっていく。


あたしは望美ちゃんの背中に向かって


「望美ちゃん!ありがとう!頑張るね!」


大きく手を振って叫んだ。