「じゃあ、うちんち来る?」
笑顔で提案する紗希ちゃん。
「えっ!でも急なのに…いいの?」
急すぎて迷惑じゃないかと心配してしまう。
確かに今は帰りたくないから…
助かるんだけど
「いいのいいの!!明日、土曜日だしね♪望美もよんでお泊まりしよー!」
「紗希ちゃん…。ありがとう…」
嬉しくて、また泣きそうになったのをぐっとこらえた。
「ちょっと待ってね!あたし今から駅まで人を迎えに行く予定だったんだけど…」
「えっ、本当に良かったの!?やっぱ悪いよ!」
「全然!あたしが行ったってお邪魔なだけだったし♪ 待ってね。電話させてくれる?」
あたしは紗希ちゃんの言っていることがよく理解できないまま、
こくりと頷いた。
「あ、もしもし。あたしだけど…あのね?さっき………」
紗希ちゃんは電話であたしのことを説明してくれてるみたい。
「うん、だから2人で帰ってきて。待ってるね。うん!バイバイ」
そして電話を切って
「じゃ、行こっか」
と笑って言ってくれた。


