「はい!いつでも困ったら俺に連絡しな♪飛んで行くぜ?」


満足そうな顔をしてあたしのケータイを返してくる。



「そんなのいらないよ!!ふん!」


あたしは頬を膨らませ

胸に当たったことを気にしてない中津くんに怒りながら


教室をでた。


「ばいばーい。めいちゃん♪」



「!?」


名前で呼ばれて思わず振り返る。



「いちいち反応がかわいーなぁ♪おもしろい。俺のケータイにもめいのアドレス入ってるから♪今日メール送るね」


「いっ!!いらない!!」


あたしはカァッとなって叫んでしまい

恥ずかしさにいたたまれながら教室をでて走って帰った。