「あっ!」 何か思い出したような声をあげ こちらに振り返る。 そしてまた、さっきと同じ距離になる。 「ん?」 あたしが首を傾げると ニヤッと笑って耳もとに唇を寄せてきて 「あんまり他の男とイチャつくの、禁止な」 と、 くすぐったい、透き通った声で囁く。 「なっ!!」 あたしが大きく目を見開いて驚くと ふっと笑って今度はほんとに手を振って帰って行った。 あんな不意打ち、ずるい。 まだ胸がドキドキとしてる。