ミサンガ


今日は新入部員挨拶の日。私は駿くんとお兄ちゃんを追いかけて、インターハイ常連校の京南高校に入学した。

「男バスマネの新入部員はこの2人です」

「宮下絢です!よろしくお願いします!」
「荻野優奈です!よろしくお願いします」

『よろしくお願いしまーす』

沢山の先輩の中に駿くんをみつけた。久々に同じ体育館に駿くんが居る。また背が伸びたみたい。中学から相変わらずの短めの髪型がよく似合ってる。目が合うと、ニコッとしてくれた。

「宮下さん…優奈っていいます!よろしくお願いします」
「よろしく!絢でいいよ。」
「じゃあ私のことも優奈って呼んで下さい!」

優奈は控えめで背が小さくて、入学してすぐに可愛いと話題になっていた。
私は優奈を見ている駿くんの眼差しが気になった。

(駿くん優奈の事見てる…そりゃあ優奈可愛いけどさ…なんかなぁ)

優奈と話していると先輩が話しかけて来た。

「宮下!荻野!二年の大塚健太だ!よろしくなー!」
『よろしくお願いします!』

目は切れ長で背は180cmくらい。次期エースで他校の女子も放っておかないほどのイケメンって感じの先輩だ。

「宮下って龍先輩の妹なんでしょ?似てるなー」
「はい!似てるってよく言われます」
「龍先輩イケメンだもんなーその妹だもんなー」
(え、それって…?)

「おい健太!しゃべってないで練習しろー」
「うわっ、すんませーん!じゃまた後で話そうな!」