【桃子side】
帰る途中、自販機で、
私の大好きなオレンジを買って、
家に帰る。
・・・
玄関の所まで来てバッタリ、
凌也に出くわした。
「…今帰ってきたの?」
「え、あ、うん」
・・・
それ以上何を話していいのかわからず、
数秒間沈黙。
それを破ったのは、凌也だった。
「そのオレンジ、頂戴」
オレンジジュースを見つめながら凌也が言った。
・・・
「ヤダ。飲みたくて買ってきたんだもん」
「…飲みたい」
「・・・家にないの?」
凌也も私と一緒でオレンジジュースが好きなのは、
よく知ってる。
「・・・うん」
・・・しょうがないなあ。
「家、入りなよ、コップに入れてあげるから」
帰る途中、自販機で、
私の大好きなオレンジを買って、
家に帰る。
・・・
玄関の所まで来てバッタリ、
凌也に出くわした。
「…今帰ってきたの?」
「え、あ、うん」
・・・
それ以上何を話していいのかわからず、
数秒間沈黙。
それを破ったのは、凌也だった。
「そのオレンジ、頂戴」
オレンジジュースを見つめながら凌也が言った。
・・・
「ヤダ。飲みたくて買ってきたんだもん」
「…飲みたい」
「・・・家にないの?」
凌也も私と一緒でオレンジジュースが好きなのは、
よく知ってる。
「・・・うん」
・・・しょうがないなあ。
「家、入りなよ、コップに入れてあげるから」