好きになった人、愛した人。

あたしはゴクリとツバを飲み込み、汗ににじんだ手を握り締めた。


馴れないステージに立っていることと、まぶしいライトに長時間照らされていたことで、頭がクラクラしてくる。


でも足はしっかり地面に踏ん張っていて、この緊張感に打ち勝とうとしていた。


そして、ついに始まった順位発表は第5位から呼ばれ始めた。


あたしの番号は13番。


チラチラと何度もバッヂ番号を確認する。