好きになった人、愛した人。

再び興奮したように口調がはやくなる叔母さんに、あたしはうなづいた。


「そんなのに参加なんて、すごいじゃないか」


叔父さんも、さっきよりお酒が進んでいるようだった。


でも……。


あたしは、視線を自分の膝を落とした。


コンテスト開催日が、奈生の手術日とかぶっていることを思い出す。


内心、どうしようかと悩んでいる自分がいた。


コンテストはまる一日かかる。


その間、奈生は病院で何度目かの手術を受けるのだ。