好きになった人、愛した人。

「だから、ずっとお前は笑ってろよ」


「そんな、無茶苦茶よ」


「無茶苦茶でいいじゃねぇか。今まで互いに我慢してたんだ」


あたしは、そっと奈生の背中に自分の腕をまわした。


ここには暴力も我慢も存在しない。


そんな2人だけの世界だった……。