「海先輩、ちょっといいですか?」



別の作業をしていた実行委員が呼ぶ。



「じゃあまた聞かせてね、水希ちゃん華ちゃん」



海先輩は洸人さんのこと知らない人だらけの場所だったら怖い顔にはならなかった。



「海先輩って初めて話したけど優しいね、アイス買ってきたりして気も遣えるし!」


「リーダーシップあるよね」


「絶対学祭成功させよう?」


「うん!」



学祭まであと2週間。