あっという間に、病院に着いてしまった。


私たちは、旅行のパンフレットと、武司君が持ってきた大きいメロンパンと花束を持って、病室へ向かった。


私も、落ち着きを取り戻し?


智美ちゃんの肩を叩いた!


「頑張って!」


「うん!」


私たちはかず君のベットへと進んだ。


「…?」


かず君がいる方から?


「アハハ!」


笑い声が聞こえる。


「誰かな?」


聞いた事ある声。


足取りが遅くなる私たち。


「あれ?」


四人が一斉に声をあげた!


「ハロー!待った待った!遅いよ!」


「愛子!!」


愛子が、手を振ってる。


あれだけ?


行かない!


言ってたのに、台無しじゃん!

「美佐?鼻のてっぺん熊みたい!」


やばっ!


気付かれた。


愛子が何かあったな?とニヤついてる。


「久しぶり!」


「おー!」


かず君は、両腕を上げた!


「元気そうだな!」


武司君も嬉しそう。


「旅行行けるって!交渉成立してるよ!みんな来る前に、話しちゃった!」


愛子のやる事は早い。


「夏休み前には、退院できるんだ!おかげで体が生ってるよ!」


かず君の笑顔に、智美ちゃんも嬉しそうだし!


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