「想い続けていたらな。
いつの間にか?隣に居たのは、お母さんだった。」


「すごーい!」


「美佐も?頑張りなさい!好きな子いるんだろ?」


「うん!」


そして自転車の修理が、終わった。


片付けをしていたら。


「昨日のメロンパン!美味しかったな。」


「お父さん食べてくれたんだね!」



「当たり前だよ!」


私の好きな人のイチ押しなんだよ?


そう言いたかったけど!


なんとなく恥ずかしくて。


「また買ってくるよ!」


「よろしくな!じゃあ、ちょっと自転車に乗ってみなさい。」

私は家の周りを走った。


問題ないみたい!


これで明日からいつも通りだ。

お父さんの発言には、娘ながらにびっくりした。


一人の人を、想い続けるって。

凄いなぁ!


ペダルを踏みながらいつの間にか、武司君から借りた曲を歌っていた。

私………?


お父さん似かな?


武司君の事、想い続けたら。


側に来てくれる?


お父さんにもう一つ、聞いとけばよかったな。


どんな告白をしたの?


どんな言葉で…。


お父さんの気持ち伝えたの?



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