君は私の太陽だ

「新作でしたらあちらです！」

渓君は案内しようとした。


「来たら、まずかった？」


「そんな事ないよ！」


渓君の顔が、赤いよ？


愛子も、渓君の変化に気付いたみたい。


「どうかした？」

愛子が言った。


「今度、話すよ！」


私たち、二人して首を傾げるんだけど…。


とりあえず愛子はCDを何枚か、借りて肝心の武司君の、バイト先を聞いた。


「次は武司の所、行こうと思って！」


「何やってんだか！
あいつは、カラオケ屋を駅の方に向かったら、オレンジ色の、看板が見えるんだ！
武司はそこにいるよ！」


手短に話して切りあげた。


やっぱり？


働いてる所を見られるのは、恥ずかしいのかな？


そんなためらいもあった！


武司君、迷惑じゃないかな？


愛子に聞いた。


「やっぱり、止めようかな？」

「え？おごるって言ったじゃん？」


「渓君の顔見た？顔…赤かったよ。きっとびっくりしたんだよ！」


「あぁー、渓の事は気にしないほうがいい！分かったんだよね？」


「え？なにが？」


「長年友達だからかな？分かったんだ。
多分……渓！あのレンタル屋の定員の中に好きな子いるよ！」

えー！そうなの！


いつもの、渓君じゃないみたいだったのは分かったんだけど！

まさかねー！


「多分！当たりだよ！」


愛子は力強く言った。



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