皆で、切符の番号を確認していた!

後で、どうせ?
シャッフルするし!

頑張って!武司君の隣りへ座ろう!

生憎。
七人だと、一人はどうしても?

淋しいんだけど!

入れ代わりすれば?

問題ないし!?

先頭を、走りながら渓君が急ぐ急ぐ!

「待ってよー!」
智美ちゃんが、後ろから、叫んでるし。

でも?振り向かないし?

聞こえてるの?

颯爽と、渓君は番号席へと小走りだし。

立ち止まった先に、私達が見たのは?


「…?…」

えっ?

嘘?

本当?

「ね…?」

「根岸さ〜〜ん!!」

私も、武司君も…。

車内に響き渡る程!

根岸さんの名前を呼んでしまった!

智美ちゃんが、

「誰??」

私は、びっくりして、声が震えていた!

智美ちゃんの耳元で!

「武司君に告白してきた後輩さん。」

「マジで?」

武司君も動揺しまくりだし!

渓君は、顔真っ赤にしながら?
頭、掻いてるし!

「ごめんね!待った?」
なんて?言ってるし?

あのー?
どうなってるの!

愛子が言った。

「見ての通り!一人キャンセルにならなくて、済んだって事!」

「はい?」
武司君も動揺を隠せない!