「……。」

沈黙が流れ出す。

俺は、根岸さんの顔を見る事が出来なかった。

「俺…。」

言わなきゃな!

「好きな子いるんだ!だから。友達って訳にもいかないんだ!ごめんね!」

「…そうですか?」


そして!
俺は、教室に戻った。

しばらく!
根岸さん達は、階段前から離れなかった。


背後から?

愛子が飛んできた!

怖い顔して…?

その後に美佐ちゃんも!
入って来た。

「一年生達がお待ちよ!」

「もう、済んだんだ!」

二人共?

きょとんとした顔をした。
俺は、美佐ちゃんの目を、見る事が出来なかった!

どうして?
俺って、こうなんだ?

深いため息をついた。

バイトに行くのも?
面倒だな!

やっぱり、根岸さんの存在感は、どうやら俺を狂わせる。

「仕事に熱中する事だな!」

先輩の言う通りだよな。

「おはようございます!」
いつものように!

更衣室に向かおうとした時
先輩が俺を呼んだ。

「悪いんだけど!買い出し行ってもらえないか?」

小さいメモと現金を渡され言われるまま、駅前のスーパーに向かった。

店を出た時、レジの方から根岸さんの、視線を感じた!