それから少し縮まった距離。 誕生日からだいぶ日がたった。 「それでね・・・」 他愛もない話だった。 友だちと階段を下っていた。 ちょうど上って来たあいつと目があった。 何も言わない・・・。 じっと、目を合わせた。 ずっとまえなら、こんな顔でどっきとしなかったのに・・・。