私はまだ放課後になっても さっきの授業中のことが 頭から離れないでいた。 まさか私の初恋の彼が あんな姿になっていたとは 思ってもいなかった。 ...かっこよかったけどね。 私が好きなタイプの人だった。 空を眺めながら、 富山くんが来るのを待った。 口ではあんなこと言ってたけれど本当は 富山くんが今どんな生活をしてるかが 知れるかもしれないという嬉しさで いっぱいだった。