小粒の石床をシャリシャリと小気味よい音を立てながら 規則正しく陳列された灰色の墓石の間を歩く。 「また寒くなったね。」 腕には見慣れた花が紅々ともたれかかっている。 灰色の墓石の両側にも 美しい時を終え疲れた花が首を擡(もた)げている。