「夢、いい加減この方たちを帰してあげてください。彼らには今後も活躍してもらうつもりでしょう?」


「ぐすん、と言ってみます」

「まだ不貞腐れてるんですか」


「作者だって一応大変なんですよっ。プロットを頭の中で作成して時間があるときにちょこちょこアップしてっ。

なのにアータ方キャラがいつの間にか好き勝手やってっ。プロット無意味じゃないですかコンチクショ「長いセリフはカットで」おおう…」


勢いを削がれた愚弄人はまた縮こまって部屋の隅に丸まる。

それでも創作者としての自覚はまだ健在しているようで、「また遊びに来てくださいね」と言って指ひとつでバルさんたちを消した。


なんでもアリかよこの作者。と思ったことは僕だけの秘密です。