盆に入ってから暫く姿を見せなかった愚弄人。が、目の前で死んでいた。


「いや~、一時はどうなるかと思いましたね。四郎が助けてくれてよかったです」


「本当は放置しておきたかったんですけれどもね」


「照れ屋なところもイイ感じですねえ!はっ、これがツンデレ……イタイイタイイタイッ!」


あまり度が過ぎるようで、頬をつねってやればすぐにダウンした愚弄人。


「四郎…シロちゃんがグレた……反抗期だ……」とブツブツ呟いてくるので金槌をチラつかせればぱったり途絶えた。


「なんだか最近あなたの扱い方がわかってきたような気がします」


「なにそのペット扱い。もしかするとペット以下ってことですか、え、少年」


ぐったりしている愚弄人の前に紅茶を置いてやればすぐ飛びついた。

扱いやすさこの上ない。