「……まあいいです。ところで、今日はここ【猫又見聞】以外に更新しましたか?」


「ええ、前作【気まぐれ作品置き場】にて執筆した妖怪モノ【温もりは尊く憎々しい】にて登場した彼らの話です。

ああでも、まだ非公開の短編なんですよね。あーうー、もしかするとオムニパス(一話完結)形式にするかも……」


「はあ、なんにせよ、裏での更新ばかりでなく表舞台での更新もしてください。

あなたがそんなだから、僕の所に遊びに来てるんでしょう?」


「や、あの、確かに図星だけどその哀れみを含んだ目で見ないでくださいよ……」



冷たい視線から目を逸らそうとする愚弄人に、仕方ないと溜め息をついてカウンターの奥に入った。

しばらくして、僕の手にはティーカップと一冊の本が収まる。