桜side


夢を見た。


あの人が微笑む。

「ご…めんな……お前らが…………ずっ……くは! ずっと……す。すきだ。
お、俺の……ハアハア俺の……分まで……た、頼ん……だ……ぞ……。」


そのまんま少女の腕の中で力尽きる
少年。


「いゃぁぁぁあああ!」

それを見て泣き叫ぶ少女と

目を見開き動けない少年。