「ねぇねぇ!屋上行こうよ♪」
「おぉ!いいなそれ!おぃ!行こうぜ!」
[どぅするか?いくか?]
『別に良いよ』
「やったあぁぁぁああ!」
輝の喜びの声が教室に響く。
隣の來も心なしか嬉しそう。
行くか聞かなくても行きたいって
顔に書いてあるのに……
なんて心のなかで思った。
「よし!俺についてこーい!」
「僕についてきてね♪」
どこまでもテンションの高い二人……
正直耳がいたいんですけど……
この時私たちゎ気づかなかったんだ
なぜこの二人ゎ皆から尊敬と光のこもった
目で見られていたのか
考えればわかったはずなのに
私たちゎ気づかなかったんだ

