「昨日ね、帰りしなに沙羅ちゃんと逢ったんだ。」 「…へえ」 何だコイツは。『運命だな!』とでも言って欲しいのか?誰が言うか。大方お前が待ち伏せしてただけだろ。 「そしたら沙羅ちゃん、僕の顔を見た瞬間走り出したんだよ。恥ずかしがり屋さんで可愛いよね」 「(逃げたんだよ…)」 「それで追い掛けたら川に落とされちゃった」 嬉しそうに語る落合はよく分からねぇ。何で川に落とされて嬉しがるんだ。悪意の籠った沙羅ちゃんの攻撃を“じゃれてる”と脳内変換出来る落合が羨ましい。