冬休みは、 また、会えたり、会えなかったり…… 毎日会えるのが当たり前だったのが、 どんなに幸せなことだったのか、 毎日会えることは、当たり前じゃなかったんだって、 そう思い知らされた。 会うと祥太は時々、 私をじっと見つめていることが増えた。 とても切なそうで、 そして、笑顔が減った。 どうしたの?って聞くといつも、 首を振って俯いてしまう。 何かが、祥太の中にある気がした。 その何かが、わからないけど、 祥太が言わないから、 私は、 待つしかなかった……