バタバタと女子たちは、お客さんたちをテーブルに通して、
男子たちは、ついたての向こう側に入っていった。
『俺は……』って、その後、なんて言おうとしたんだろう……
気になりながらも、お客さんのいるテーブルに注文を取りに行った。
「い、いらっしゃいませ」
「わ、超かわいい〜
本物のアイドルっぽいっすね」
「ど、どうも……」
他校の制服を着た男子たち3人は、食券を渡してきた。
「はい、コーラ3つで」
「はい、えっと……コーラ3つですね。
少々……お待ちください」
緊張する……
人が多いし……
私、大丈夫かな……
【優衣のそういうところが、
昔から好きだったよ】
昨日の祥太の言葉を思い出した。
顔を上げて、上を向いて……
頑張ろう、頑張らなくちゃ。
「コーラ3つです」と、ついたての向こう側に言うと、
祥太がコーラ3つ持ってきた。



