「約束」涙の君を【完】





祥太の家に着くと、


家の鍵を開ける時に、チラッとキーホルダーに付いた私のゴムが見えて、


嬉しくなった。



こうやっていつも鍵を開ける時に触ってくれていたんだ……



「お父さんたちは?」



「今日は、東京に用があって、みんなで行ってるよ。


明日帰ってくるから、今日は誰もいないよ」


「そっか……」



二人きりなんだ……



ドキドキしながら祥太の後ろから階段を上がり部屋に入ると、


祥太は二人分のバッグを床に置いて、


カーテンを閉めた。




部屋が薄暗くなると、さらにドキドキしてきてしまった。




祥太は私の手を引いてベッドに座らせた。



そして布団をめくった。



「寝てな」




そういうと、ベッドから立ち上がって、部屋から出て行ってしまった。