それからちゃぶ台の上のホットプレートで、みんなで焼き肉をした。
おじいちゃんはご機嫌でお酒が進んでしまい、
おばあちゃんは大笑いして、友達を連れてきた事をとても喜んでくれた。
賢人くんとあおいも、あおいがお肉を焼いて賢人くんにあげたりと、
なんだか良い雰囲気だった。
後片付けも、みんな手伝ってくれて、
「ごちそうさまでしたー!」
と、みんなが縁側から下りて言うと、
「いつでもまた来な」と、
おばあちゃんが微笑んだ。
おじいちゃんは飲み過ぎて、もう爆睡中。
庭先までみんなを送ると、
あおいと杏と賢人くんは、
「また月曜日ね!」と、帰って行った。
祥太は自転車を持って、ひとり残った。
「楽しかったな」
「うん」
空はもう真っ暗で、見上げると星が見えた。
「俺も、嬉しかった」
祥太も?
私が首を傾げると、祥太は笑った。
「本当に俺も……嬉しかった。
じゃあ、また明日な」
祥太は自転車をこいで、3人の後を追った。
私は、また夜空を見上げた。
楽しかったな……
明日もまた楽しい日になるんだ。
こんなに楽しい日が続くなんて……
明日も晴れるといいなぁ……