「空、なんか困ってることとかある?」

もくもくと歩いているとふと原田さんが話し出した。

「んー…多分ない…と思います…?」

「そっか、ならいいんだけど女の子なんだから無理しちゃだめだよ?この前みたいに。」

「この前…?」

「浪士に斬られそうになったんでしょ?」

「…あはは…」

ん?というか……。

「女の子ってなんで分かったんですか?」

「それは君の胸をs「違います!もうそのことは忘れたいんです!」えー?でも大きいy「わーわーわー!」あははっ」

「笑い事じゃありませんー!
そうじゃなくて、やっぱり女の子だったんだね。って言いましたよね?」

「あぁ。声も高いし雰囲気とか仕草が女の子っぽかったからね」

そういってクスクス笑う原田さんはすごく色っぽい。

「原田さんって変態ですよね。」

「男はみんな変態だよ?
もちろん、総司も♪」

「沖田さんは違いますよー。
あの人は怖いしそんなこと考えませんよー」

沖田さんはやっぱり怖い。

この前ハグしてくれて仲良く慣れたと思ったのに………。

「なんであの日以降話しかけても無視するんですかぁぁぁー!
あのクソ沖田ぁぁぁぁあーー!」

思ったことを公衆の面前で思いっきり叫ぶ。

隣りで原田さんはクスクス笑ってる。

「…今日の当番は1番隊だったんだ♪」

…なんていいながらなぜか後ろを向いて。