*。・゜例え記憶をなくしても゜・。*【番外編追加中&リク受付中】

「まーんまーるおーつきさーまみてはーねる」

ふと、思い出す。

記憶があったころ教えてもらったことを。

まだ全ての記憶が戻ったわけじゃないけど、こうやってふとした瞬間にちょくちょく小さな出来事を思い出すときがある。

『お月様の中にはね、うさぎさんがいるんだよ。』

小さい頃お母さんに教えてもらったこと。

小さい頃は信じてたけど、今じゃ現実的になってきて、

「うん…うさぎの形してる。」

こうやってうさぎの形を探すほど。

そのとき、ふとある木が目にはいった。

「…………なんか、さみしいなぁ」

この部屋からはちょうどあの桜が見えて、枯れて枯れ木になっている桜をみるとさみしく感じる。

咲くときはみんながみてるのに、枯れていくときは1人なんだなぁ…と柄にもないこと考える。

「…1人で何してるんだ?」

そんなときふとそんな声がした。