*。・゜例え記憶をなくしても゜・。*【番外編追加中&リク受付中】

「…お、きたさん?」

遠慮がちに声をかけるが返事はない。

「あの…そんなに落ち込まなくても…」

そういったのが間違いだった…。

「っ!貴方に何が分かるんですか?!
僕だって行けたんだ!」

「……えっす、すみません…」

「謝るぐらいなら出てって!
僕の視界に入らないで!
君みたいなよそ者にとやかく言われたくないんだ!」

ードクン

“よそ者”

その言葉が頭でリピートする。

「…あ……」

気が付いたら涙が零れてて、それを沖田さんに見られないように部屋を出た。

「ーはぁっはぁっ」

部屋から十分走ったところで止まる。

「ーっひっく……もぉ…やだぁ…っく…」

そこで、はじめて声をだして泣いた。

屯所中に聞こえるような声で。

もう何もかもどうでも良かったんだ。