本当に行き当たりバッタリの試食会。彼等とって計画性の無さは珍しくない。しかしそれが仇となる。 「萌は椿君のお家の和菓子が食べたい!」 「僕も!椿君ン家に行きたい!秋季限定の和菓子出てたもんね!この鍋の処理は姶良に任せよお?」 「そうだな。一先ずここから出よう。目が痛い。」 「ちょっと待て!」 ガタガタと席を立ち、和菓子屋に逃げようとする萌ちゃん達を目にした姶良も立ち上がる。 流石にこの異臭と不気味さが漂う調理室に独り、取り残されるのはイヤらしい。