「臭いぐらい我慢しろ!食べねえならこれはどうするんだよ!」 「姶良が食べれば良いんだよお。ね?萌ちゃん。」 「うん。萌は食べたくない。」 「右に同じく。」 煮えたぎる鍋を見て拒否する。 姶良が大きな鍋を棒で掻き混ぜる姿は、おとぎ話にでも出てきそうな魔女そのもの。 頑なに拒否する萌ちゃん等を見た姶良は今一度、鍋を見る。そして眉を顰めた。先程まで茶色だった筈の中身が、いつの間にか紫色に変貌していたからだ。