王子様の恋物語


「い、意地悪!」


顔を赤くしながら、抗議するリィ
そんなリィの腕をぐいっと引っ張る


「言わないとキスするよ?」


引っ張って抱き寄せたリィを、ベッドに腰掛ける俺の膝に乗っける


「ねぇ、リィ…?」

「ちょ、待っ…近いっ」


テンパる姿を眺めながら
ゆっくり、リィとの距離を縮めていく

あと、数センチのところでリィが叫ぶ


「い、言うから!」

「うん、じゃ、どーぞ」


少し距離を離しリィの言葉を待つ

リィは一回深呼吸して、ゆっくり口を開いた