「り、リィ様…お手々が汚れてしまいます!」

「洗えば落ちるよ、大丈夫!」


はっと我に返った子供が慌てる
しかし、洋服の汚れとか、手の汚れとかリィは一切気にしてない様子


「ん!大丈夫だね!怪我には気を付けて遊ぶんだよ?」

「は、はいっ!」


一通りの会話を終えると、リィは俺の横に並ぶ


「ねぇ、レイ。私はアイスが食べたい!アイス屋さん知ってる?」

「…知らねぇ」


また、突拍子もないことを…

俺はあまりアイスを食べないから、アイス屋さんがある所なんて知るわけがない