「なんか、凄いね」
「そう?」
また、二人で道を歩いていると…
向こうから子供が2人走ってきた
追いかけっこでもしてるんだろうなぁ
なんて、思いながら足を進めて行く
すると、ちょうどリィの真横で追いかけてた方の子供が転んだ
「うわぁっ…!」
しかも、昨晩降った雨が作った水溜まりに、その子はダイブしてしまった
そして、その泥水の水飛沫はリィにまで及んだ
ソレに気付いた子供は顔面蒼白…
「ご、ごごごめんなさ…ッ」
完全にテンパる子供
そんな子供にリィは優しく笑った
「エライね。"ごめなさい"出来るんだね?うーん、大丈夫?」
リィは、自分の手が汚れるのも気にせずその子の怪我の有無の確認をしている
予想外のリィの行動に子供達はポカンとしていた


