王子様の恋物語


俺の心配をしていたリィも
しばらくしたら、再びオーちゃんに夢中

心配され過ぎるのもアレだけど…
俺そっちのけで、オーちゃんに夢中になられるのも…なんか、ムッてなる

そんな、リィに意地悪決行


「ねぇ、リィ」

「ん?」

「あの変態王子とキスしたって本当?」

「!!!!!」


ビクッと肩を反応させる


「だ、だって…その…」

「何?」


あー…ヤバイ…
リィの目が潤んでく…

どーやら、俺が怒ってると思ってるらしい

うん、さすがに泣かれるのは困る
俺、リィの涙にもクソ弱い