王子様の恋物語


「う、嘘だろ?リィ?そいつに脅されてるの?」


リィの言動にショックを隠せないホップ王子


「脅されてなんて無いよ。私はレイが好きなの!アナタじゃない!!」


リィの口から出た俺の欲しかった言葉


「って事なんで、お引き取り下さい?ホップ王子?」


どー見ても、俺の完全勝利

ホップ王子は、悔しそうに顔を歪めて無言で部屋を出ていった


「ふぅ…疲れた」

「うん、疲れた」


ホップ王子が出ていき
嵐が去ったような安堵と疲労


「ここじゃ落ち着かないね?…あそこ行こうか?」

「オーちゃんのとこ?」

「そう」


そう返事をしながらリィの手を取り歩き出す
目指すのは…オーちゃんのいる秘密基地