とある王子(兄)が引きこもりの姫(妹)を愛する(復讐する)話




他の男2人にもチャットを送ったが、妹の情報を何ももっていない奴等だった。ただの好奇心で俺にチャットを送ってきたらしいから、スルーしよう。


残るは女の子1人。こいつとコミュニケーションをとるときは男のほうがいいだろう。出会い系のプロフィールには男ってなってるから、変に嘘をつく必要もない。


おーじ:さっそくだけど、妹と絡みあったの?

ユン♪:はい(^^)少しだけどありましたよーっ
ユン♪:何かあったんですか?

おーじ:ちょっとねー、学校にも行かずに家に引きこもって出会い系をしてる妹をどうにかしたくて、協力者さがしてんの

ユン♪:あらら、それは大変ですね(^^;)私でよかったら協力しますよ!!

おーじ:え、いいの?

ユン♪:はい♪妹さんと私は同じ歳だし、ちょっと色々気になることがあるんで!力にならないかもしれないけど!


あまりいい情報は得られないかもしれないが、胡桃と同じ歳の女の子だと使える。本人もこういってることだし、協力してもらおう。

おーじ:ありがとう!なら協力してもらえる?

ユン♪:はいっ♪あ、ここではなんですし、おーじさんLINEとかカラオしてます?

おーじ:カラオはしてるよー!

ユン♪:なら、カラオに移動しませんか?私のIDはxxxです!

おーじ:了解ー


おもっていたよりすんなりカラオに移動できた。これで出会い系で釣った人数は3人。年齢もタイプもバラバラだから、うまくいけばどうにかなるだろう。


ニヤけそうになるのをこらえて、俺はユン♪のIDを友達一覧に追加した。