「咲楽ぁー!学校行こーぜー!」 泉理が外から大声で叫ぶ。 私達はずっと一緒に登校してるんだ。 「ちょっと待ってー!」 窓を開けて私も叫ぶ。 「早くしろよー!」 「わかってるー!」 待たせちゃ悪いから、急いで準備をする。 「えっと、今日はスケッチブック持ってかなきゃいけないんだったよね…」 持って行くものを口に出してリュックに入れていく。