うちは、サスケという彼氏ができたことが、
嬉しくて。

部活の友達に話した。
そっから、色々ゆわれるようになったけど。
それでもよかった。

本気でサスケが好きやった。
サスケは中2になる時、
部活を辞めて金髪にして。
喧嘩ばっかりする不良になった。

でも、喧嘩負けたらうちの家まで来て、
助けを求めてくれた。

それが、嬉しかった。

両親は家に居らんことが多かった。
早くても8時ぐらいに母親が
帰ってくるぐらいやったから。

サスケはいつでも家に来てくれた。

付き合って一ヶ月の時。
たまたま、部活が休みやったから、
サスケとデートに行った。

そこで・・・

「あっれ~?落合の右腕のサスケ君やろ~ぉ?」
変な、不良に絡まれた。

「あぁ?お前らなんやねんっ!
今喧嘩する気分ちゃうねん、うせろよ。」

聞いたこともない低い声でサスケがゆった。
すっごく怖かった。

「へ~ソレ彼女?好都合やん。」
「キャ!!」

うちは、金髪に青メッシのヤツに腕をつかまれて、
動かれへんくなった。

「おいっ!ユイは関係ないやろ?放せっ!!」

さっきよりも、一段とドスの効いた声でゆったサスケに
うちは、鳥肌が立った。

それから、サスケは5分たらずで、
全員ボコボコにした。

もう、皆立たれへんのに
うちを捕まえてたヤツを、
立たれへんくなるまで殴ってた。
怖かった。

「ごめん、俺なんかと付き合ってるから。」

俯いたままサスケが謝った。

「なんで?嬉しかったで?」

      ギュッ!

サスケに抱きしめられた、そこで、
初めて気付いた、
サスケが泣いてた。