うちはサスケが入院してから、
毎日お見舞いにいった。

学校行くのも嫌やった。
ずっと、サスケの横に居りたかった。

学校行っても、家に居っても。
なんも手につかへんかった。

授業中も上の空
先生の怒鳴り声でさえも耳に入らへん。

友達にもめっちゃ心配された
それが、ウザく感じた。

だから、友達と一緒に居るのを
辞めた。

一人でずっと本を読んでた。

学校が終わったら、家にダッシュ
学校と家が近い訳じゃないけど、
全力疾走した。

電車で病院にまで行く。

面会時間が決まってるから着いても
すぐには中に入られへんかった、

でも、そんなんどうでも良かった。

ただ、はやくサスケの居る病院に

サスケと同じ場所に行きたかった。

「ユイさん、どうぞ。」

いつもの、看護婦さん
毎日来るから名前覚えられた。

      ガラガラ------

サスケはいつもと変わらず目をつぶったままやった。



なぁ、サスケ・・・
明日でサスケの笑顔見られへんくなって、
1週間たつで?

サスケ・・・サスケ・・・

「サスケ・・・会いたい。
会いたいよぉなぁ、いつもみたいに
笑ってよぉ。
サスケェ!」

うちは、サスケに抱きついて泣いた。

はやく、サスケに会いたい。

こんなに近くに居んのに、会われへんとか、
寂しすぎるよ。

「ユ・・・イ・・・」

え?今、"ユイ"って、
サスケが名前呼んだうちの名前。

「サスケ?・・・サスケ」

うちは、声を上げて泣き出した。

「ユイ・・・俺って・・・」

サスケは戸惑ってた、
まぁ、当たり前やろな、だって

起きたら、自分の上で
うちが泣いてるんやもんな。

「サスケは、な・・・
ハヤトんとこの溜まり場で
ボコボコにされて、今まで
起きへんかってんで。」

サスケは、ちょっと悩んでから、

「ユイに心配懸けたな、ごめんな?」

サスケが謝った。

うちは、そんな顔が見たいんじゃない、
そうじゃないよ・・・

いつもみたいにヘラヘラしててよ。

「ユイ?」

「サスケ、うちなサスケが
起きへんくなってから、
ずっと、サスケの笑顔が見たかってん。」

うちは、サスケにむかってそうゆった。

「ユイ・・・そーやなっ
俺にはこんな顔似合わんな!」

そうゆって、サスケは笑ってくれた。

そう、これ

1週間待ってた、サスケのこの笑顔。

うちの大好きなめっちゃ、
大好きな笑顔。