連れて来られたのは、
一人用の個室やった。

両手にギブスしてて、
首にもコルセットをしてた。

先生によれば、両足にも
ギブスしてて、肋骨も2本折れてるって、

サスケはまだ意識を取り戻してなかった。

でも、このまま1週間眼が覚めへんかったら、
危ないらしい。

まりちゃんは、詳しい話があるとかで、
先生に呼ばれてどっかにいった。

部屋に残ったうちら5人は無言。

そん時最初に口を開いたのが・・・

「なぁ、落合。」

ハヤトやった。

「なんや?」

落合が答える。

「サスケを・・・俺らにくれへんか?
ムリな頼みやとは思ってるけど、
サスケと喧嘩なんかしたくない。」

そぉゆって、ハヤトが落合に頭を下げた。

「・・・そんなん、そんなん、
そんなん、ムリや。
俺らにはサスケが必要や。
ユイちゃんのためにも。」

うち?
なんでうちの名前が・・・?

「こいつらは理不尽や、
中間のとこは卑怯や、
サスケを袋叩きにしたんやろ。」

「それは誤解や!
俺らはサスケが落合の右腕ってしらんかった。
だから・・・」

「そんなん言い訳にしか聞えへん。
俺らは許さへん。」

「だから!それは・・・「うっさいねん!」

『!?』

うちは、言い合いしてる2人にそう叫んだ。

「今、喧嘩せんとって、そんなん外でして、
サスケの前でせんとって。」

また涙がててきた、
本間に嫌やった、サスケには聞えてたから、

だって・・・サスケが


サスケの目から、

流れてきたから、



涙が・・・