バスルームには、プルメリアの香りが広がっていた。
それがアロマキャンドルのせいだと気付いたのは、窓際に置かれているキャンドルに小さな炎が灯っていたから。
「おいで」
一歩も動けずにいたあたしを、理人さんが優しい瞳で促して来る。
「あ、あんまり……見ないで下さい……」
途端に恥ずかしくなって両手で出来る限り体を隠しながらも、何とか最初の一歩を進めた。
踏み出した足が、僅かに震えている。
スイートルーム内のバスルームは、ドアからバスタブまでの距離が必要以上に遠くて。
気持ちばかり落とした照明は、大理石の床までも明るく照らしていて。
バスタブに浸かったままあたしを見つめる理人さんの視線が、全身に突き刺さっている気がした。
それがアロマキャンドルのせいだと気付いたのは、窓際に置かれているキャンドルに小さな炎が灯っていたから。
「おいで」
一歩も動けずにいたあたしを、理人さんが優しい瞳で促して来る。
「あ、あんまり……見ないで下さい……」
途端に恥ずかしくなって両手で出来る限り体を隠しながらも、何とか最初の一歩を進めた。
踏み出した足が、僅かに震えている。
スイートルーム内のバスルームは、ドアからバスタブまでの距離が必要以上に遠くて。
気持ちばかり落とした照明は、大理石の床までも明るく照らしていて。
バスタブに浸かったままあたしを見つめる理人さんの視線が、全身に突き刺さっている気がした。



