それでも時折胸を突く、息苦しさに醜くうずくまり、救いを懇願した。 そんな私に、どこまでも甘い彼は、その心ごと六畳半に閉じこめてしまった。 何一つとして、感じることが出来ないその空間では、ただひたすらに彼を思うだけで充分生きて行けた。